本格派ま！ エブロ GP MONACO 1971 003 Tyrrell No.7 1/20 模型/プラモデル

ケン・ティレル率いるティレル・レーシング・オーガニゼーションは、1969年にマトラＭＳ８０とＪ．スチュワートのドライブでチャンピオンを獲得しました。ティレルは1970年から独自のチームでＦ－１参戦を開始します。当初はマーチ701を購入して参戦していましたが、より高い戦闘力を求めて独自マシンの開発に着手しました。当時、マトラＭＳ８４の四輪駆動システムを担当していたエンジニア、Ｄ．ガードナーをデザイナーに起用し、新マシンの開発を委ねました。ガードナーが初めて開発したのはティレル001で、高い走行性能を示しました。1971年シーズンに向けて001の改良型である002と003を開発しました。アルミモノコックの後端には、ガードナーのマシンの特徴となる、エンジンとリアサスペンションのマウントを兼ねた大きな環状のロールフープも装着されていました。002は開幕戦からＦ．セヴェールが、003はスペインＧＰからＪ．スチュワートのマシンとなりました。スチュワートは003のデビュー戦スペインＧＰで優勝。続くモナコＧＰでもポール・トゥ・ウィンを達成し、マシンの優秀さをアピールしました。その後も愛弟子セヴェールと共に優勝、表彰台を重ね、スチュワートは自身２度目のワールドチャンピオンを獲得、チーム・ティレルに初のコンストラクターズ・チャンピオンをもたらしました。\rキットはタミヤ創世記からの名設計者で、数々の傑作を世に出してきた木谷真人氏が退社後に起こした会社エブロの７作目のプラモデルです。木谷さんとしても色々な制約があり、１／１２　ティレルＦ－１では絞り込みきれなかったサイドカウルのＲも1/20とは言え、完璧に再現出来たのですから、やっと胸のつかえがとれたのではないかと推察します。補機類等も一体化して組み立て易さ、精度を狙ったエンジン周りのパーツも素晴らしい出来です。ウィンドウシールドは、仕様違いで２タイプ用意されています。特筆すべきは、タンポ印刷されたGoodYearロゴのタイヤです。このパーツ一つとっても木谷さんの本気度が判ります。もちろん、カットスリックタイヤです。本体の足回り等も、ビッグスケールシリーズにヒケを取らない繊細で精密なパーツとなっています。更には太いと実感を損ねるミラーステーは組立済の金属パーツが奢られています。既に絶版の本キット、高騰前に入手されてはいかがでしょうか。

カテゴリー:	おもちゃ・ホビー・グッズ>>>おもちゃ>>>模型/プラモデル
商品の状態:	新品、未使用
ブランド:	エブロ
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